トップメッセージ

安全、コンプライアンスの再徹底と社会の発展に貢献する商品・サービスの提供に努め、さらなる成⻑をめざします

当社グループは、創業の精神である「豊田綱領」のもと、2030年ビジョンに定める、よりよい社会の実現に貢献する商品・サービスの提供を通じ、住みよい地球と豊かな⽣活、そして温かい社会づくりに貢献することで社会のお役に立ち、当社自身も持続的に成長することをめざしてきました。

この実現のため、CSR重要課題(マテリアリティ)を策定して、具体的な取り組み目標や目標値を設定し、電動化・⾃動化や、新たな価値の創出をはじめとするさまざまな地球環境や社会の発展に貢献する取り組みなどを進めています。

2023年3月、当社はフォークリフト用エンジン認証での法規違反を確認し、当該エンジン搭載のフォークリフトの国内市場向け出荷を停止し、現在、お客さまご使用機台の措置や、再発防止のための活動を進めております。こうした対応に全力であたるとともに、当社で働く一人ひとりが、コンプライアンスを大前提とした安全・健康・品質の重要性を理解し、再徹底しながら、引き続き、環境、社会への貢献をめざし取り組んでまいります。

環境⾯では、気候変動への対応を重要な課題の⼀つとして認識し、省エネ活動はもちろん、再エネの活⽤や脱炭素に寄与する新技術の開発を⾏うことで、カーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めています。あわせて、⽣物多様性の取り組みも今後さらに広げていきたいと考えています。

社会的責任の面では、多様性の推進、サプライチェーンも含めた企業活動全体における⼈権の尊重などについて取り組み、グループ全体でレベルアップをはかっていきます。さらに、ステークホルダーの皆様との対話も強化することで、こうした活動をより推進してまいります。

今後も社会と調和しつつ、持続的な成長をはかるため、地球環境はもちろん、事業に関わるあらゆるステークホルダーの幸せを念頭に、社会に必要とされる存在であり続けるよう、邁進していく所存です。

株式会社豊田自動織機   
取締役社長 伊藤 浩一