豊田自動織機が東芝エネルギーシステムズ提案の再エネ水素充填所を設置

― 水素の製造から燃料電池フォークリフトの稼動まで一貫したCO2フリーを実現 ―

ニュースリリース サステナビリティ

株式会社豊田自動織機
東芝エネルギーシステムズ株式会社

株式会社豊田自動織機(代表取締役社長:大西 朗)は、東芝エネルギーシステムズ株式会社(代表取締役社長:畠澤 守)が施工する再エネ水素充填所を自社の高浜工場に設置致します。再エネ水素充填所は、高浜工場で稼動する燃料電池フォークリフト(以下FCフォークリフト)の稼動ニーズに応じて水素を製造、圧縮、充填する施設で、効率的なエネルギー活用が実現できます。またFCフォークリフトは稼動時にCO2を排出しないため、水素を太陽光などの再生可能エネルギーのみで製造することにより、一貫してCO2フリーを実現できます。なお、本件は、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を活用しております。

豊田自動織機は、2016年11月にFCフォークリフトの販売を開始して以降、優れた環境性能に加えて、3分程で燃料の充填が完了するなどの高い利便性から、全国の工場や空港などで既に約80台の導入実績があります。そのうちの6台が高浜工場で稼動しており、2018年度中には12台に増やす計画をしています。FCフォークリフトは、今後もそのラインナップを増やし、物流の環境負荷低減や水素社会の実現にむけて、様々な産業分野・用途での幅広い活用が期待されております。

東芝エネルギーシステムズは、2017年7月に株式会社東芝の府中事業所内に、再生可能エネルギー由来の水素をFCフォークリフトに供給する事業所向け「H2One™」の営業活動拠点として「水素エネルギー利活用センター」を開設し、工場、物流拠点、空港向けに営業活動を展開してきました。今回、水素事業への取り組み、モニター画面を通じて水素の製造量や貯蔵量などがリアルタイムに確認できる利便性等の評価により、事業所向けのシステムとして初めての受注となりました。

今後も、豊田自動織機と東芝エネルギーシステムズは、産業分野での水素の利活用に積極的に貢献し、地球環境の保全に努めてまいります。

※再生可能エネルギーの太陽光によって発電した電力で水素を製造し、圧縮・蓄圧・供給が可能な施設
【システム図】
【完成予想図】

以上