豊田自動織機がフォークリフト初のドイツデザイン賞特別賞を受賞


株式会社豊田自動織機(社長:大西 朗)は2014年7月に発売した3.5~8.0トン積新型エンジンフォークリフト「GENEO」で、ドイツデザイン賞(German Design Award2015)の特別賞(Special Mention)を受賞しました。同賞受賞はフォークリフト初となります。
ドイツデザイン賞は、世界的に権威のあるデザイン賞のひとつで、審査員の推挙もしくは、すでに他の国際的デザイン賞を受賞した商品のみがノミネート条件となります。その中から選別されるため、ノミネート自体が名誉とされています。本年は世界各国から、2,250点がノミネートされ、その中からの特別賞受賞となります。
今回受賞したエンジンフォークリフト「GENEO」は新開発の電子制御クリーンエンジンの採用等により世界トップクラスの低燃費・低排出ガスを実現し、ディーゼル車についてはDPF※を使用せず、各国の排出ガス規制をクリアしています。
また、エルゴノミクス(人間工学)の発祥の地である欧州では、作業者の健康・安全・快適さ・疲れにくさなどに配慮したエルゴノミクスデザインが強く根付き、産業車両にも強く求められています。今回の受賞は、エルゴノミクス視点での改善により、オペレーターのストレスを減らすことで、安全性や作業性を向上させた同商品のデザインが、評価された理由のひとつと考えています。
商品の特長、ドイツデザイン賞の概要は以下の通りです。
※ディーゼル微粒子捕集フィルター(Diesel particulate filter)
商品の特長
- 新開発電子制御クリーンエンジンの採用等により世界トップクラスの低燃費・低排出ガスを実現。
- ディーゼル車はDPFを用いることなく最新の各国排出ガス規制に適合。
- エルゴノミクスに基づく設計により、広い足元スペース、低いステップ、小径ハンドルの採用など、オペレーターが使いやすく、疲れにくい作業環境を実現。
- デザインコンセプトを[Stable but Powerful]とし、大型車の迫力と効率性を躍動感ある機能的デザインとして開発。
- 1.5~コンパクト3.5トン積ディーゼル車は、燃費※を従来車から最大25%低減。
- 3.5~8.0トン積ディーゼル車は、燃費※を従来車から最大30%低減。
- 3.5~5.0トン積LPG/ガソリン車は、燃費※を従来車から最大20%低減。
※燃料消費量(リットル/h)、VDI60秒測定(お客様の稼働状況により異なります。)


ドイツデザイン賞について(補足)
ドイツデザイン賞とは、ドイツデザイン評議会が毎年開催しているデザイン賞で、審査員の推挙、もしくはすでに他の国際デザイン賞を受賞した商品のみを対象とし、建築・インテリア・輸送機器・印刷物・デジタルメディアなど20の部門がある。
人間工学、安全性、環境への配慮など総合的な商品価値が評価項目。当社は、2013年のコンテナ搬送AGVシステムに続く受賞で、特別賞受賞は初。
<ご参考> German Design Award 公式サイト
http://www.german-design-council.de/nc/en/design-awards/german-design-award.html