豊田自動織機が女性管理職登用に関する自主行動計画を策定
~女性管理職の目標値設定と今後の取り組みについて~
株式会社豊田自動織機(社長:大西朗以下、豊田自動織機)は、「多様な人材が適材適所で活躍できる職場づくり」をテーマに、ダイバシティマネジメント推進の一環として、女性社員の更なる活躍推進を進め、このたび『女性管理職登用に関する自主行動計画』を策定し、2020年までに、女性管理職数を現在の3倍(75人)にする目標を設定しました。
グローバル市場での事業拡大に加え、労働人口の減少、女性の意識の変化、社会的な女性活躍推進の動きに対応するため、価値観の異なる人々を受け入れ、多様な人材の活躍を推進することが、重要な経営課題の一つであると考えています。2008年には多様な人材活躍推進計画を策定するとともに、人事部にダイバシティグループを設置し、特に女性の活躍推進に対しては、「仕事と家庭の両立支援」「キャリア開発支援」「風土・意識改革」を柱に活動を推進してきました。
「仕事と家庭の両立支援」では、結婚や出産等のライフイベントがあっても女性社員がより長期的に働ける環境整備の充実に重点を置き、「育児、介護、配偶者の転勤による退職者の再雇用制度(ウェルカムバック制度)」や「育児のための短時間勤務制度」、今年の4月には「在宅勤務制度」などを導入した結果、女性社員の勤続年数は男性社員とほぼ同水準にまで高まっています。
また、「キャリア開発支援」「風土・意識改革」についてもダイバシティNaviを開設し、意見交換・相談の場を設けるなどの継続的な活動により、女性管理職数も5年間で2倍となりました。
今後は、更なる女性活躍を推進するため、目標値を設定するとともに下記項目を重点に取り組んでいきます。
- 新卒・キャリア採用における女性比率の向上
- 育児休職からの早期復職をサポートする働き方・子育て支援策の拡充
- 海外研修をはじめとする、一人ひとりの能力開発をねらいとした研修の拡充
具体的な取り組みとしては、女性採用プロジェクトチームを新設し、女性社員との懇談会や工場見学を通じて、製造業やキャリアイメージに対する理解促進を図ります。
また、女性社員を中心とした女性活躍推進プロジェクトを立ち上げ、働きやすい職場づくりについて議論する場を設けるなど、女性社員がさらにいきいきと働ける環境づくりを進めていきます。
以上