豊田自動織機の「東浦工場アニマルパス」が『自然共生サイト』に認定

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株式会社豊田自動織機が生物多様性保全のために整備・運営している「東浦工場アニマルパス」が、地域生物多様性増進法に基づく『自然共生サイト』に認定されました。
『自然共生サイト』とは、国際的な目標である「30by30※1」達成に向けた取り組みの一環として、「民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域、または生物多様性を増進する活動実施計画の実施区域」を認定するものです。当社は、2023年に「東知多工場バードピア」および「大府駅東ビオトープ※2」が自然共生サイトとして認定されており、今回が3サイト目の認定となります。

当社は、環境分野における「2050年めざす姿」の中で「生物多様性にプラスの影響をもたらす」を掲げ、地域の生物多様性保全に寄与するため、各工場の特色を生かした活動をグローバルで推進しています。「生物多様性のための30by30アライアンス※3」にも参画しており、このたび認定された生物多様性保全サイトは、30by30目標達成に貢献するものと考えております。

今後も、地域や専門家、NPOなどと連携し、さまざまな生物が生息でき、人が自然と触れ合える環境の構築に努めてまいります。

※1 2021年G7サミットで約束された、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標。
※2 知多半島生態系ネットワーク協議会に所属するNPO法人日本エコロジスト支援協会が申請した「知多半島グリーンベルト」の一部として自然共生サイトに認定。
※3 「30by30」目標達成のため、環境省を含む団体を発起人として発足した、企業・自治体・NPOによる有志連合。

今回認定された自然共生サイトの概要は以下のとおりです。

【東浦工場アニマルパス】
・所在:愛知県知多郡東浦町
・完成:2018年4月
東浦工場に隣接する自然環境学習の森に営巣しているキツネが移動する際、交通事故に遭わずに安心して通れる人工の獣道(アニマルパス)を整備しました。キツネの生息域拡大への貢献と、環境教育の場の創出に取り組んでいます。アニマルパス整備から約半年後に初めてアニマルパスを利用するキツネの姿を確認し、その後現在に至るまで継続的にキツネやタヌキなどの動物の姿を確認できています。また、地域の小学生に向けた環境教育も実施しており、地域の子供たちが自然と触れ合い、生物多様性保全について学ぶ機会を提供しています。

■アニマルパス概要

https://www.toyota-shokki.co.jp/sustainability/environment/symbiosis_with_nature/

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アニマルパスを利用するキツネの様子

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環境教育の様子

【参考】「自然共生サイト」認定一覧はこちら