豊田自動織機、第63回技能五輪全国大会の「機械組立て」職種で金メダルを獲得
株式会社豊田自動織機は、10月17日(金)~20日(月)に愛知県国際展示場などで開催された第63回技能五輪全国大会に6職種16選手が出場し、「機械組立て」職種の吉田 旭陽選手が金メダルを獲得いたしました。
このたびの全国大会では、全41職種に、各都道府県から選抜された約1,000名の若き技能者が参加し、技を競い合いました。
豊田自動織機は、「モノづくりの基本は人づくり」の考えのもと、次代を担う人材の育成に取り組んでいます。その中で、高度な技能を習得し、継続的に技能の伝承をはかることをねらいとして、2000年から技能五輪に挑戦しております。
今大会における、当社受賞者は以下の通りです。
1.大会成績
成績 | 選手氏名 | 職種 |
---|---|---|
金メダル |
吉田 旭陽(よしだ あさひ) | 機械組立て |
銀メダル | 大坪 明日真(おおつぼ あすま) | 機械製図 |
安藤 大喜(あんどう たいき) |
機械製図 | |
銅メダル | 小淵 陽平(こぶち ようへい) | 機械組立て |
陣内 琉誠(じんない りゅうせい) | 機械製図 | |
安間 結詩(あんま ゆいし) | 旋盤 | |
石原 陽(いしはら あきら) | 構造物鉄工 | |
曾根 友翔(そね ゆうと) | 電気溶接 | |
敢闘賞 | 山本 陽生(やまもと はるき) | メカトロニクス (2人1組) |
山﨑 敬太(やまさき けいた) |
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大野 竜輝(おおの たつき) |
構造物鉄工 |
2. 職種説明:機械組立て
モノづくりの原点といえる技能で、鉄工ヤスリを用いた手仕上げで1/1000㎜(1ミクロン)単位の精度を実現し、空気圧で動作する機械装置を作り上げます。7時間弱の競技の中で、60余りある部品のうち、主要な8部品・118面を手仕上げ加工し、組み立てます。手仕上げ技能のみならず、工程設計や不具合の解析・調整能力など、機械装置製作に関する総合的な力が求められます。
3.選手紹介
1)プロフィール
職種 | 機械組立て |
---|---|
名前 | 吉田 旭陽 (よしだ あさひ) |
出身地 | 愛知県 |
入社 |
2023年 |
所属 |
株式会社豊田自動織機 |
大会出場回数 |
2回目(第62回大会は銅賞) |
2)コメント
金メダル獲得は前回大会からの目標でした。今回、強い選手が多い中で、自分の力を最大限発揮し、結果として金メダルを手にすることができたことに、とても感激しています。
競技中に特に意識していたのは、最後まで集中力を保ち続けることでした。少しでも気を緩めると、ミスにつながってしまうのがこの競技の難しい点です。前回大会では終盤に気を抜いてしまい、それが結果に影響してしまいました。その反省を踏まえ、今年はどの瞬間も油断しないよう努めました。
今後も選手として技能の向上に励み、次回大会で2連覇を達成するという新たな目標を胸に抱いております。これまで支え、応援してくださった皆さまに心から感謝するとともに、次なる挑戦を通じて更に成長することを誓います。