豊田自動織機 天野 玲選手 第47回技能五輪国際大会「構造物鉄工」職種で銅メダル

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9月10~15日にフランス共和国・リヨン市で開催された、第47回技能五輪国際大会「構造物鉄工」職種で、株式会社豊田自動織機 天野 玲(あまの れい)選手が銅メダルを獲得しました。
天野選手は2023年11月に愛知県で開催された第61回技能五輪全国大会の「構造物鉄工」職種で金メダルを獲得し、このたびの国際大会の代表に選出されました。※構造物鉄工職種は長野県にて競技実施

技能五輪国際大会は22歳以下の若い技能者を対象に2年に一度開催されます。今回は全67職種に約70ヵ国・地域から 約1,400名の選手が出場し、腕を競い合いました。
このうち、「構造物鉄工」職種には13ヵ国が参加し、天野選手は中国やスイスなど強豪国の技能者らと4日間、延べ23時間を戦い抜きました。

当社では高度技能の伝承をねらいに、2000年から技能五輪に挑戦してまいりました。特に構造物鉄工職種に盛り込まれている溶接系技能には、当社のフォークリフト生産において要となる技術として力を入れています。2015年の第43回国際大会でも銅メダルを獲得しました。
今後も技能の更なる向上に取り組み、高品質の製品を世界中のお客さまに提供してまいります。

競技の様子
共に健闘したメダリストの皆さんと
(左が天野選手)

【天野選手のコメント】
金メダルをめざして訓練してきたので悔しい気持ちも少し残りますが、出せる力を全て発揮することができたので「やり切った」という達成感でいっぱいです。何より、国際大会に出場する機会を与えていただき、他国の選手の皆さんと交流することで、国内では知りえなかった技能を学ぶことができました。私を支え、この大舞台に立たせてくださった全ての方々に感謝の気持ちを伝えたいです。
今後は、選手生活を通して私が学んできた全ての知識と技能を、指導する側として後進に伝え、モノづくり人材の育成に貢献したいと思います。

【「構造物鉄工」競技について】
設計図に基づいていろいろな種類の鋼材を使用し、様々な加工を施して一つの構造物をつくる競技です。図面を読み取り、支給された材料に部品の形状を書き込み、手作業および設備を使用して、切断・穴あけ・曲げ・組み立て・溶接等の一連の作業を行います。
寸法精度、出来映え、作業時間などが採点のポイントとなり、適切な時間配分に従って、確実に作業する正確性が求められます。

【天野 玲(あまの れい)選手プロフィール】

1) 生年月日:

2002年2月20日(22歳)

2) 出身地/高校 : 安城市出身/愛知県立刈谷工科高等学校
3) 入社/所属 : 2020年4月入社/豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニー製造部所属
4) 過去の成績: 第59回技能五輪全国大会(2021年・東京都)銅メダル
第60回   〃    (2022年・千葉県)金メダル
第61回   〃    (2023年・愛知県)金メダル