豊田自動織機、第59回技能五輪全国大会で金メダル獲得

~「機械組立て」職種で金メダルのほか3職種で銀メダル~

ニュースリリース その他

株式会社豊田自動織機(社長:大西 朗、以下豊田自動織機)は、12月17日(金)~20日(月)に東京都で開催された第59回技能五輪全国大会の6職種に18選手が出場し、「機械組立て」職種で、富永 竜矢(とみなが りゅうや)選手が金メダル、「構造物鉄工」「電気溶接」職種で銀メダルなど、下表のとおり受賞いたしました。
また、当社子会社の株式会社シャインズから「レストランサービス」職種に出場し、銅メダルを獲得しました。

このたびの全国大会では、全42職種に、各都道府県から選抜された1,028名の若き技能者が参加し、技を競い合いました。
豊田自動織機は、「モノづくりの基本は人づくり」の考えのもと、次代を担う人材の育成に取り組んでいます。その中で、高度な技術を習得し、継続的に技能の伝承をはかることをねらいとして、2000年から技能五輪に挑戦しております。

1.大会成績

1)株式会社豊田自動織機

成績選手氏名職種
金メダル 富永 竜矢(とみなが りゅうや) 機械組立て
銀メダル 黒柳 尚貴(くろやなぎ なおき) 機械組立て
佐藤 和輝(さとう かずき) 構造物鉄工
浅井 咲良(あさい さくら) 構造物鉄工
新森 翔太(しんもり しょうた) 電気溶接
田中 大 (たなか ひろ) 電気溶接
銅メダル 古賀 謙人(こが けんと)) 機械組立て
小林 飛揚(こばやし ひょう) 構造物鉄工
天野 玲 (あまの れい) 構造物鉄工
足立 竜輝(あだち りゅうき) 電気溶接
敢闘賞 加藤 潤 (かとう じゅん)
吉見 拓真(よしみ たくま)
メカトロニクス
(2人1組)
野中 英樹(のなか ひでき) 機械製図
麻生 大揮(あそう ひろき) 旋盤

2)株式会社シャインズ

成績選手氏名職種
銅メダル 紋川 裕太(もんかわ ゆうた) レストランサービス

2. 「機械組立て」職種 富永選手(金メダル)

1)職種の概要

金属部品を加工するすべての分野に使われ、モノづくりの基本といえる大切な技で、手作業で1/1000㎜(1ミクロン)の精度を競います。
わずか6時間40分の競技時間の中で、図面を読み取り、部品寸法のねらいを定め、ミクロン単位の超高精度加工をすべて人の技で実現し、高精度かつ美しい作品を組み立てます。熟練した手仕上げ技能のみならず、精密測定を駆使しながらの繊細で慎重な組立調整技能が必須となる職種です。

2)プロフィール

名前 富永 竜矢(とみなが りゅうや)
出身地 宮崎県
入社

2018年4月

所属

株式会社豊田自動織機
技術技能ラーニングセンター

3)コメント

<「機械組立て」職種 競技風景>

競技終了後から祈るような気持ちでいたので、金メダルを獲ることができ、嬉しいと同時にとても驚きました。
訓練中から、限られた競技時間の中で時間どおりに作業を進め、精度良く製作することを心がけていましたが、本番でもそのことを忘れず、自分にできることはすべてやり、全力を出し切ったことが、良い結果につながったのかと思います。
「機械組立て」職種では、当社で初めて2連覇できたことが何より嬉しく、いつも応援してくれた会社の皆さんへ良い報告ができました。
今後は、競技で培った技能・経験を生かし、会社に貢献していきたいと思います。

以上