東知多工場土壌・地下水調査結果および今後の対策について

ニュースリリース サステナビリティ 環境

株式会社豊田自動織機東知多工場では、再編計画検討に伴い、土壌・地下水の自主調査を進めたところ、一部基準値超過が判明いたしました。今般、調査結果をとりまとめ、2019年5月15日、愛知県にご報告しましたことをお知らせいたします。
当社は、調査結果を踏まえ、近隣環境に影響を与えないことを最優先とし、愛知県にご指導をいただきながら、対策を進めてまいります。

1.土壌・地下水調査概要
1)調査場所 :株式会社豊田自動織機東知多工場  愛知県半田市日東町4番15
2)調査期間 :2018年6月~2019年5月
3)調査物質 :第1種、第2種、第3種特定有害物質のうち8物質
(ベンゼン、カドミウム及びその化合物、六価クロム化合物、水銀及びその化合物、砒素及びその化合物、鉛及びその化合物、ふっ素及びその化合物、有機リン化合物)

2.土壌・地下水調査結果
1)土壌調査結果(土壌溶出量基準値)
調査物質のうち、ふっ素及びその化合物が、下表のとおり、条例に規定された土壌溶出量基準を超過しました。

項目基準値

測定結果
最大値

基準値超過
倍率
超過地点数
/調査地点数※
ふっ素及び
その化合物
0.8mg/L 4.9mg/L 6.1倍 35/124

2)地下水調査結果
調査物質のうち、ふっ素及びその化合物が、下表のとおり、条例に規定された地下水基準を超過しました。

項目基準値

測定結果
最大値

基準値超過
倍率
超過地点数
/調査地点数※
ふっ素及び
その化合物
0.8mg/L 7.3mg/L 9.1倍 33/35

※ 調査対象地を10メートル格子で分割した区画数

3.汚染原因物質の使用履歴等
株式会社豊田自動織機東知多工場では、溶接部の強度検査のため、ふっ素及びその化合物を含む薬液を、2013年までは使用しておりましたが、法令に基づき適正な管理・使用がなされており、漏洩事故や飛散等が無いことを確認しております。

4.現在の状況
汚染が判明した場所は、コンクリート・アスファルト舗装又は不透水シートで被覆されており、汚染土壌の飛散や雨水等による汚染の拡散のおそれはありません。

5.今後の対応
汚染土壌については、再編工事に合わせ、掘削除去し適正に処分する予定です。また、地下水については、揚水・モニタリングによる地下水汚染の拡散防止措置を実施してまいります。
なお、対策を進めるにあたっては、愛知県にご指導をいただきながら、適切に実施してまいります。

以上