【重要なお知らせ】トヨタL&F販売会社における不適切な分解整備作業の実施について

お知らせ 製品・技術

株式会社豊田自動織機(社長:大西 朗 以下、豊田自動織機)は、弊社製造フォークリフトの供給先販売会社の一部において、必要な認証を受けていない整備工場で分解整備作業を実施していたことを弊社の調査により把握いたしました。本件により、弊社のフォークリフトをご愛用いただいているお客様をはじめ、関係するすべての方々に多大なるご心配とご迷惑をお掛けするに至りましたことを深くお詫び申し上げます。今後、販売会社と弊社がより一層連携を深め、本件の再発防止を含めた法令遵守の徹底に努めてまいります。
なお、販売会社にフォークリフトを供給している立場として、本件に関する状況を取りまとめた上で、監督官庁の国土交通省に報告いたしました。
今後の対応を含めた本件の詳細につきまして、下記のとおり報告させていただきます。

1. 内容

公道での走行が可能なナンバープレート付のフォークリフトは大型特殊自動車に区分され、道路運送車両法に基づく検査を受ける必要があります。その検査に該当する分解整備作業は、「自動車分解整備事業」の認証を受けている整備工場で実施されなければなりませんが、販売会社の一部では、その認証を受けていない整備工場で分解整備作業を行っていた事実がございました。

2. 原因

公道を走行するナンバープレート付のフォークリフトは、「自動車分解整備事業」の認証を受けた整備工場でなければ分解整備作業ができないことを、一部の販売会社においては、各々の営業所に対する周知が十分になされておらず、徹底されていませんでした。
また、弊社も販売会社にフォークリフトを供給する立場として、安全確保・コンプライアンスの観点から販売会社へその徹底を依頼すべきところ、必ずしもそれが十分ではなかったと認識しております。

3. 経緯

本年5月、一般社団法人日本産業車両協会より、弊社を含む傘下の会員企業に対して分解整備作業の適切な実施についての注意喚起がされました。そこで、弊社が販売会社に確認したところ、一部の販売会社において不適切な分解整備作業が実施されていた事実を把握するに至りました。

4. 対象の販売会社

全国のトヨタL&F販売会社のうち、該当するのは以下11社です。
トヨタエルアンドエフ青森株式会社、トヨタエルアンドエフ岩手株式会社、
トヨタエルアンドエフ宮城株式会社、トヨタエルアンドエフ山形株式会社、
トヨタエルアンドエフ東京株式会社、トヨタL&F新潟株式会社、
トヨタエルアンドエフ兵庫株式会社、トヨタエルアンドエフ広島株式会社、
トヨタエルアンドエフ福岡株式会社、トヨタエルアンドエフ熊本株式会社、
トヨタエルアンドエフ宮崎株式会社
* 弊社連結子会社

なお、現時点において、認証を受けていない整備工場での分解整備作業に起因する不具合発生の連絡は受けておりません。

5. 対象の台数

認証を受けていない整備工場において分解整備作業を実施したフォークリフトの台数は、106台です。うち51台については、2年に1度の車検を済ませており、結果的に、認証を受けた整備工場での点検が完了しております。残りの55台については、対象の販売会社より早急にご案内の上、認証を受けている整備工場において安全確認のための点検整備を実施させていただきます。

6. 今後の対応・対策

販売会社は、分解整備作業の適切な実施のため、遵守すべき運用ルールを明確に規定するとともに、各整備工場の運用状況を定期的に監査することによって、再発防止を徹底していきます。
また、弊社も販売会社における運用状況を定期的に確認し、再発の防止に万全を尽くすことでトヨタL&Fブランドの信頼回復に努めてまいります。

以上

【本件に関するお問合せ】
トヨタL&Fカンパニー お客様相談センター :0120-35-0275
株式会社豊田自動織機 広報部 :0566-27-5157

※フォークリフトをご愛用いただいている皆様へ
個別の車両に関するお問い合わせは、各地域のトヨタL&F販売店にご連絡いただきますよう、お願いいたします。