トヨタL&Fが新型1.0~3.5トン積電動フォークリフト「gene B(ジェネビー)」を発売

―お客さまのさらなる電動化ニーズに応えるべく17年ぶりにモデルチェンジ―

ニュースリリース 製品・技術

株式会社豊田自動織機(社長:大西 朗)・トヨタL&Fカンパニーは、新型1.0~3.5トン積電動フォークリフト「gene B(ジェネビー)」を、11月17日(木)より、全国40社のトヨタL&F取扱店を通じて発売します。

国内における電動フォークリフト市場は、お客さまの環境意識の高まりや大型物流倉庫の新設などを背景に拡大しており、1990年に28%※1だった電動車比率は2015年に55%※1まで伸長しています。
前モデルの「GENEO-B(ジェネオビー)」は、発売当時、世界で初めて量産型AC(交流)制御システムを搭載して長時間稼動を実現するとともに、作業中の安全と作業効率の向上に貢献する当社独自のシステム「SAS※2」や広々とした足元スペースなどにより1999年の発売以降、フォークリフト市場の電動化をけん引してまいりました。電動4輪フォークリフト1.0~3.0トン市場において、昨年は過去最高となる販売シェア48%※1を記録するなど、長期にわたり販売シェアNo.1※1を継続してきたロングセラーモデルです。
一方、電動フォークリフトの活躍の場が広がるにつれて、さらなる稼動時間の延長や、屋外・雨天での使用、バッテリー管理の容易化など、電動フォークリフトに求められる性能・機能も多様化しています。そこで今回のモデルチェンジでは、これまで高い評価をいただいている優れた居住性や安全・安定性を踏襲しつつ、性能・機能面の充実をはかりました。クラストップレベルの稼動時間をさらに延長、バッテリーを長持ちさせる機能の追加、耐水性の向上などにより、フォークリフト市場のさらなる電動化をけん引してまいります。

なお、本商品は、IoTを活用した稼働管理システム「TOYOTA T_Site※3」をオプション設定いたしました。「TOYOTA T_Site」は、現場における車両やオペレーター毎の走行・荷役時間、バッテリーの使用状況など様々な情報の管理が可能となります。また、車両への衝撃回数やそのレベルを検知・通知する機能も備えており、フォークリフト作業の安全管理をサポートするとともに、これらのデータを活用することによって、お客さまの物流オペレーションのさらなる改善にお役立ていただけます。

これからもトヨタL&Fは、豊富な商品ラインアップと業界最大の販売・サービスネットワークで、お客さまに最適な物流環境の構築をサポートしてまいります。

以上

新型1.0~3.5トン積電動フォークリフト「gene B」の主な特長、価格は以下のとおりです。

1. 主な特長

1)稼動時間延長※4
・3.0トン系機種で20%(1.0-2.0トン系機種で5%)稼動時間を向上

2)バッテリーの長寿命化に貢献
・車載充電器に世界初※5となるスマート充電機能を搭載、バッテリー状態に応じた充電量を制御
・バッテリー保護機能でバッテリーのダメージ防止に寄与

3)安心・安全
・SAS※2に揚高・荷重センシング旋回速度制御を追加

4)よりタフに、使いやすく
・IPX4※6相当の耐水性に向上
・らくらく補水タンク(オプション)
・充電口の再配置でバッテリーの取り扱い、充電作業の負荷軽減

5)物流オペレーションの改善に貢献
・バッテリーデータログ、TOYOTA T_Site※3(オプション)で情報を視える化

2.主な機種のメーカー希望小売価格 (標準仕様)

積載トン数 型式 希望小売価格(千円/税抜き価格)
◎1.5 8FB15 3,045
2.5 8FB25 3,884

(◎印:掲載写真)


※1. 社団法人日本産業車両協会の発行するデータをもとに算出
※2. ハンドル角、揚高など様々な情報を検知し、制御することで旋回時や荷役時などに優れた安定性を発揮するシステム
※3. 2016年3月29日より販売開始のフォークリフト向けテレマティクスサービス (稼働管理システム)
※4. 作業サイクルパターントヨタ30m作業サイクルによる測定数値(お客さまの稼動状況・使われ方により異なります)
※5. 当社調べ
※6. 防水性能に関する国際規格。IPX4(防沫型)は「あらゆる方向からの飛沫に対して保護されている」

1.5トン積電動フォークリフト「gene B」(8FB15)

☆☆☆新型1.0~3.5トン積電動フォークリフト「gene B」の詳細は下記のサイトをご参照ください☆☆☆

http://www.toyota-lf.com/products/detail/geneb/index.html