令和8年度産業標準化事業表彰「イノベーション・環境局長表彰」を受賞
~産業車両用燃料電池システムの国際標準化に貢献~
株式会社豊田自動織機(以下、豊田自動織機)は、産業車両用燃料電池システムの国際標準化への取り組みにおいて、経済産業省が実施する令和8年度産業標準化事業表彰「イノベーション・環境局長表彰(産業標準化奨励者表彰)」(規格開発・認定・認証部門)を受賞しました。
産業標準化事業表彰は、国際規格や日本産業規格(JIS)の作成・普及・促進、標準化を活用した市場創出や社会課題の解決等に功績のあった個人や組織、ならびにこれらの活動において、今後更なる活躍が期待される個人が表彰されます。
当社からは、産業車両用燃料電池システムの安全性および性能に関する国際規格の改訂に取り組んだ、水素推進プロジェクトの松浦 章雄が受賞しました。国際規格は、技術の進展や市場ニーズを反映しながら、安全性・性能・品質を確保するとともに、技術・製品の普及促進や国際取引の円滑化に貢献する世界共通の基準です。各国の産業界、政府、試験・研究機関、大学、ユーザー団体などの専門家が議論と合意を重ねて策定・改定をしています。松浦は、実際の運用に即した、より使いやすい規格となるよう見直しを進めるとともに、日本、アメリカ、中国、ドイツなどが参加する国際規格改訂を行うチームの取りまとめ役として、各国から寄せられた意見を調整しながら規格改訂を主導。国際規格と整合した日本産業規格(JIS)の改訂にも貢献しました。こうした取り組みが高く評価され、今回の受賞に至りました。本表彰受賞は1987年以来39年ぶりです。
豊田自動織機は、燃料電池技術をはじめとする環境技術の開発・普及に取り組んでいます。そのためには、優れた技術を開発するだけでなく、その安全性や性能を適切に評価できるルールづくりも重要です。国際規格および日本産業規格(JIS)の標準化活動に積極的に参画し、安全で信頼性の高い技術の普及と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
受賞概要
【受賞者】
株式会社豊田自動織機 水素推進プロジェクト 事業戦略室 技術管理グループ 松浦章雄
【主な功績】
産業車両用燃料電池システムの性能および安全性に関する規格改訂を主導し、2022年に当該分野の基盤となる2件のIEC規格「IEC 62282-4-101」、「IEC 62282-4-102」の改訂を実現。安全要求事項の最適化および試験方法の明確化を通じ、産業車両用燃料電池システムの安全性・信頼性向上に顕著な貢献を果たした。
さらに、IEC規格と整合したJIS化を主導し、2025年に2件のJIS改訂を実現することで、国内外における取引の円滑化および市場拡大に寄与。加えて、2024年よりコンビーナに就任し、国際議論の中心的役割を担い、日本のプレゼンス向上にも貢献した。

