ユニット式パレット用自動倉庫 新型「ラックソーターP(6m~15m級)」を発売
―サイクルタイム・エネルギー効率を10%向上―
株式会社豊田自動織機(社長: 大西 朗)・トヨタL&Fカンパニーは、ユニット式パレット用自動倉庫「ラックソーターP」をフルモデルチェンジし、2018年1月18日(木)より全国40社のトヨタL&F取扱店を通じて発売します。
「ラックソーターP」は、優れた安全性や、安定稼動をサポートする予防保全・異常時早期復旧などの機能を評価され、1992年の発売以来、製造業、運輸業のほか、幅広い業種のお客さまに導入いただいております。
一方で、近年、eコマース市場の拡大に伴う大型物流倉庫の新設や、労働者不足といった環境変化を背景に、物流現場の効率化や自動化を実現するソリューションの需要は一層高まっています。このようなお客さまのニーズにお応えするため、10年ぶりに「ラックソーターP」をフルモデルチェンジいたしました。
新型「ラックソーターP」は、新たに「制振制御機能」を搭載しました。クレーン走行におけるマストの揺れを軽減することで、停止するまでの待ち時間を大幅に短縮し、サイクルタイムを約10%※向上しています。また、クレーンの減速・下降時に発生する運動エネルギーを回生電力として走行モーターで再利用する技術も新たに採用し、エネルギー効率の約10%※向上を実現しました。
豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは、これからもお客さまニーズに沿った商品の開発とラインアップの拡充に努め、一人ひとりのお客さまに最適な物流ソリューションを提案いたします。
※当社従来モデルとの比較
新型「ラックソーターP」の主な特長と仕様は以下の通りです。
1 主な特長
1) 「制振制御機能」の標準採用によるサイクルタイムの向上
モーターをより正確に制御することで、マストの揺れを軽減し、その揺れが停止するまでの待ち時間を大幅に短縮。従来モデル比約10%のサイクルタイム向上を実現。
2) DCリンク式の回生電力利用によるエネルギー効率向上
クレーンの減速・下降時に発生するエネルギーは、従来熱として消費されていたが、回生電力としてモーターで再利用することにより、従来モデル比約10%の省エネを実現。
2 仕様一覧
型式 | 最大荷重 (kg) | ラック全高 (mm) | 価格 |
---|---|---|---|
5 ASP 6 | 1,000 | 2,000~6,000 |
オープン価格 |
5 ASP 9 | ~ 9,000 | ||
5 ASP 12 | ~12,000 | ||
5 ASP 15 | ~15,000 | ||
5 ASP 6-15 | 1,500 | 2,500~6,000 | |
5 ASP 9-15 | ~ 9,000 | ||
5 ASP 12-15 | ~12,000 | ||
5 ASP 15-15 | ~15,000 | ||
5 ASP 6-20 | 2,000 | 2,500~6,000 | |
5 ASP 9-20 | ~ 9,000 | ||
5 ASP 12-20 | ~12,000 | ||
5 ASP 15-20 | ~15,000 |
以上