お客様との関わり

「品質第一」に徹し、お客様ニーズの変化・多様性に迅速に対応できるモノづくりを実践しています。

「完全なる営業的試験を行うにあらざれば、発明の真価を世に問うべからず」

当社は、社祖・豊田佐吉の遺訓の精神を受け継ぎ、品質こそ会社の生命線と考えています。品質第一に徹して、お客様の安全と安心を保証することが、お客様に対する最も重要な責任であり、当社CSRの基本です。

当社では、安全性や環境性能、耐久性、使いやすさ、できばえなどの「製品品質」はもとより、販売やサービスを加えた「営業品質」、さらにブランド力や企業イメージなどを加えた「経営品質」に至るまで、企業活動全体のあらゆる「品質」の維持・向上をはかっています。

当社が追求している品質のイメージ

「お客様への感謝の気持ちを、最高の品質でお伝えしよう」

当社は、「お客様第一」の考えのもと、市場におけるニーズや当社商品の使われ方を把握して、お客様の期待にお応えする商品開発を行っています。

新商品開発では、商品企画から設計、生産準備、生産、販売・サービスに至るすべてのステップにおいて、品質をつくり込むための具体的な実施事項を定めています。その上で、目標とする品質レベルに達していることを事業部長が審査し、次のステップへの移行を承認するしくみであるデザインレビュー(DR)を実施しています。

品質指針に基づいた品質保証活動を実施

当社は、2020年ビジョン実現に向け、基盤となるべき品質に対する取り組みの理念として、「2020年品質ビジョン」を設定しました。

2020年品質ビジョン

豊田自動織機グループ全員がそれぞれの持ち場・立場で自工程完結を実施して品質第一を徹底し、世界各地域のお客様のニーズを先取りする魅力的な商品・サービスを継続的に提供する

このビジョンの実現に向け、年度の重点実施事項を明確にした「品質指針」を国内外の全生産拠点に展開し、品質保証活動を行っています。「品質指針」の実施状況については、経営トップが品質機能会議(議長:生技・生産本部長※1)で確認し、課題を抽出した上で、対策を検討しています。これらの課題は、全社品質保証部門長会議(議長:品質管理部部長※1)でフォローしています。また、社長による現地・現物の現場点検を行い、これらの活動の成果を確認しています。このように、「現地」「現物」「現実」の三現主義を尊重する風土づくりに努めています。
※1:2018年3月31日現在

品質指針に基づく品質保証活動

品質指針に基づく品質保証活動
社長現場点検

不具合の再発防止・未然防止への取り組み

当社では、商品の発売後に不具合が発生した場合は、各事業部の品質保証部門が中心となり、必要な対策を速やかに講じるとともに、技術としくみの両面から発生原因を洗い出し、必要に応じて、新商品開発のしくみも見直すことで、次期モデルでの徹底的な再発防止に努めています。

また、今後開発・生産するすべての商品に対し、不具合の未然防止に努めています。取り組みの一例としては、未然防止に向けた仕事の進め方やしくみのレベルアップをはかるための教育を、当社の従業員に加え、国内外の取引先・関係会社にも実施しています。

取引先ヘの取り組み

商品の品質向上には、国内外の取引先と一体になった品質向上活動が不可欠であることから、主要取引先と協働で品質保証活動の強化に取り組んでいます。

年1回の品質監査では重点テーマを設定し、弱みの改善状況を確認するとともに、新たに強化すべき項目については品質教育を実施し、改善に対する理解を深めています。

2017年度は、品質管理活動の優秀事例を現地・現物で共有する品質管理研修会を開催し、各社品質管理担当者の相互研鑽をはかりました。

これらの活動を通じて、取引先は品質保証レベルを確保するとともに、自ら品質保証活動を進化させ続ける風土を築いています。

人材育成・職場づくりへの取り組み

当社では、全従業員を対象に、実務で必要な品質保証スキルを身につけるため、体系化された品質教育を実施しています。また、自ら考えて行動をする人材の育成と全員参加の改善活動による職場づくりを目的として、創意工夫提案とQCサークル活動を推進しています。

創意工夫提案の取り組みでは、文部科学大臣表彰『創意工夫功労者賞』を13件受賞しました。QCサークル活動でも、成果を社内外のQCサークル大会で発表し、その功績が認められ複数の賞を受賞しています。

石川馨賞奨励賞の受賞式

コンプレッサー事業部の2サークルが、QCサークル活動の活性化と水準向上への寄与を認められ、日本科学技術連盟が主催するQCサークル石川馨賞奨励賞を受賞しました。日本で5万以上あるサークルの中から、年間約40サークルしか受賞できない最高の賞であり、同年度で2サークルの受賞は、当社として初めてのことです。その他、東海支部チャンピオン大会において金賞を受賞するなど活動の成果が表れています。

海外の生産拠点においても、QCサークル活動による改善活動と人材育成に取り組んでいます。当社は海外拠点のQCサークルインストラクター養成と拠点訪問でのQCサークル活動推進を通じて、各拠点が自社の環境に合わせた活動ができるよう指導しています。また、活動成果の発表の場として、2015年から毎年、グローバルQCサークル大会を開催するとともに、レベルアップのための研修も実施しています。中国での大会を2年連続で開催するなど、今後は、各地域での活動も拡大していく予定です。

「モノづくりは人づくり」の考え方のもと、品質保証の基盤強化のため、人材育成や風通しの良い職場づくりに取り組んでいます。

グローバルQCサークル大会