価値創造プロセス

地球環境に配慮をかさね、継続した事業活動を進めていくために。
豊田自動織機はサステナビリティを強く意識したビジネスモデルを展開しています。

財務資本
モノやサービスを提供するために
利用可能な資金
製造資本
モノやサービスを提供するために
利用可能な建物、設備
知的資本
企業活動を通じて蓄積される
知識ベースの無形資産
人的資本
従業員、組織の能力や経験、
イノベーションへの意欲など
自然資本
モノやサービスを提供するための
環境資源

事業活動

繊維機械
創業以来の事業である繊維機械部門は、開発・生産・販売を一貫して行い、その大部分の製品を世界市場へと送り出しています。優れた信頼性と生産性によって高い評価をいただいています。

車両
トヨタ自動車(株)からの委託で、小型車「スターレット」の生産を行ってきました。1999年からはスターレットの後継車「Vitz」の生産を担当。2001年には「RAV4」の生産を開始しています。

産業車両・物流機器
フォークリフトをはじめとする産業車両だけでなく、世界ナンバーワンの技術力と物流ノウハウでお客様が抱える物流課題に向けた最適なソリューションをご提案しています。

エンジン
ディーゼルエンジンおよびガソリンエンジンを生産しています。ハイパワーかつ低騒音・低振動・軽量化を実現するなど、環境対策にも積極的に取り組んでいます。

カーエレクトロニクス
パワーエレクトロニクスの回路技術、電気駆動システム開発力を活用し、ハイブリッド車向けのDC-DCコンバーターなど自動車関連の電子部品・機器の開発・生産を行っています。

カーエアコン用コンプレッサー
カーエアコンの心臓部となるコンプレッサーの世界シェア40%超を誇っています。地球環境保全の観点から、省燃費に寄与するコンプレッサー開発にも取り組んでいます。

世界の人々の豊かな生活、温かい社会づくり

地球環境への取り組み

「グローバル環境宣言」の策定
当社の基本理念の一つ「企業活動を通じて住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組むとともに、クリーンで安全な優れた品質の商品を提供する」に基づき、2011年に環境面での具体的な行動指針を示した「グローバル環境宣言」を定め、グループ全体で共有・実践しています。
「CO2キャンセル」の実現
当社では、生産活動に伴うCO2排出量を製品の効率改善などによるCO2削減量で相殺する当社独自の取り組みを「CO2キャンセル」と呼んでいます。環境取り組みプランにおいて目標として位置づけた2015年の目標達成に向け、製品開発と生産活動の両面で活動を推進しています。
環境配慮型製品の開発
当社では、環境に配慮した製品開発を積極的に推進しています。環境性能が特に高い製品を認定し公開する「豊田自動織機環境配慮型製品認定制度」を2006年度に制定。2015年度にフォークリフトの1製品を加えたことで、認定製品は計18アイテムとなりました。
「物流環境大賞」での受賞について
当社製フォークリフト「GENEO」に搭載されている産業用ディーゼルエンジン「トヨタ1KD」が、第15回物流環境大賞で「物流環境負荷軽減技術開発賞」を受賞しました。従来型と比べPMの排出量を約90%抑制し、燃費を約23%向上する環境技術が高く評価されました。
モノづくりにおける環境負荷の低減
当社では、低炭素社会の構築を最重要課題と位置づけています。モノづくりにおける環境負荷を低減するため、事業活動でのCO2排出削減、環境負荷物質の管理・削減、地域環境保全活動、資源の有効利用、緑化推進、物流対策などのさまざまな取り組みを行っています。

お客様との関わり

企業活動の「あらゆる品質」の維持・向上
当社では、安全性や環境性能、耐久性、使いやすさ、できばえなどの「製品品質」はもとより、販売やサービスを加えた「営業品質」、さらにブランド力や企業イメージなどを加えた「経営品質」にいたるまで、企業活動全体の「あらゆる品質」の維持・向上をはかっています。
DR(デザインレビュー)の実施
新商品の企画から設計、生産準備 、生産、販売・サービスにいたるすべてのステップにおいて、品質をつくり込むための具体的な実施事項を定めています。その上で、目標とする品質レベルに達していることを事業部長が審査するDR(デザインレビュー)を実施しています。
「2020年品質ビジョン」の設定
2011年秋に策定した2020年ビジョンの達成に向け、基盤となるべき「品質」に対する取り組みの理念として「2020年品質ビジョン」を設定しました。このビジョンの実現に向け、年度ごとの重点実施事項を明確にした「品質指針」を国内外の全生産拠点に展開しています。
「ISO26262」取得
自動車の急速な電子化が進む中、当社ではソフトウェア開発力の強化の一環として「機能安全」の取り組み強化もはかっています。これまでの外部規格の認証に続き、自動車向けの機能安全国際規格「ISO26262」のソフトウェア開発プロセス認証を2014年12月に取得しました。

お取引先様との関わり

「開かれた調達」の実現
当社では、部品・材料・設備を世界中のサプライヤーから調達しています。サプライヤーとの協力により、環境保全などの社会要請に対応し、長期的な共存・共栄の実現をめざしています。オープンドアポリシーに基づき、すべての企業に公正かつ公平な参入機会を提供しています。
「グリーン調達」の推進
当社では、環境配慮に取り組むサプライヤーから優先的に部品・原材料・設備などを調達しています。グリーン調達ガイドラインでは、部品・原材料・設備のほかに、梱包資材も対象としています。環境に優しい商品を提供することで、お客様に安全・安心にご利用いただいています。
人材育成の取り組み
調達に関する知識向上のための教育を社内外で積極的に行っています。2014年度は、社内向け教育に735人、関係会社向け教育に276人が参加しました。また、コンプライアンス違反を防止するため、調達に関わる部署に対する定期的な点検を行っています。
震災を想定したBCP活動
日本における大規模地震を想定してBCP(事業継続計画)活動に取り組んでいます。生産復旧の分野では、お客様への商品の供給を一日でも早く再開できるよう、サプライヤーと協力して部品・材料の安定供給のための活動を進めています。

株主との関わり

IR活動の展開
株主・投資家の皆様に適時・適切な情報開示を継続的に行い、経営の透明性を高めることによって、適切な企業評価を得られるよう努めています。コミュニケーションを通じて得たご意見などを役員や各事業部へフィードバックし、事業活動に反映するよう努めています。
株主総会の開催
多くの株主の皆様に定時株主総会へご参加いただくため、集中日を避けて早い時期に開催しています。また、インターネットによる議決権行使の採用や機関投資家向け議決権電子行使プラットフォームへの参加など、株主の議決権行使を円滑にするための取り組みを進めています。
2015年度の配当金
株主の皆様の利益を経営の重要方針として位置づけています。配当金については、継続的に配当を行うよう努め、株主の皆様のご期待にお応えしていきたいと考えています。この方針のもと、2015年度の配当金については120円(中間60円、期末60円)とさせていただきました。

従業員との関わり

「安全ビジョン」の策定
安全と健康を自ら実践する人間づくりを基本に、労働災害および職業性疾病の発生防止と良好な作業環境をめざした活動を推進しています。社是の「温情友愛の精神」の考え方に基づき、安全の拠りどころとめざすべき姿を明確にした「安全ビジョン」を2013年に策定しました。
さまざまな健康づくり活動
当社では従業員の健康づくり活動を推進しています。これまでの活動に加え、2014年度は生活習慣病予防に重点を置いた教育プログラム「トライコース」を導入。また、40歳未満の若年層への健康指導を開始し、早い段階での生活習慣改善に取り組んでいます。
「職場力」の強化
一人ひとりがいきいきと働くための「職場力」は、モノづくりの原点である固有技術とそれを最大限活用する管理技術、そしてそれらを支える和の心が重なり合って成り立ちます。これからも職場力の強化に取り組み、事業や世代、地域を越えてこれを伝承・伝播していきます。
高度技能者の育成
青年技能者の技能レベル日本一を競う「技能五輪」への挑戦をはじめとした高度技能者の育成に積極的に取り組んでいます。第52回技能五輪全国大会では、「電気溶接」職種で金メダルを獲得。それ以外の各職種でも入賞を果たし、14大会連続でメダルを獲得しています。
ダイバシティの推進
多様な人材が持てる力を十分に発揮できる職場環境を整えるため、女性の活躍推進、障がい者の雇用、高年齢者が活躍できる環境整備などに取り組んでいます。そのダイバシティマネジメント推進の一環として、2020年までに女性管理職数を3倍の75名にする目標を設定しています。

地域社会との関わり

地域貢献への取り組み
当社では基本理念の一つに「社会貢献」を掲げ、事業活動を行うあらゆる地域において「良き企業市民」としての役割を果たし、豊かで健全な社会の実現をめざして積極的な社会貢献活動を推進しています。さまざまな活動を通して、地域での貢献活動に努めています。
ミニコンサートの開催(日本)
当社工場が所在する地域の小学生を対象に、世界で活躍する演奏家による訪問ミニコンサートを開催しています。2012年度からは、東日本大震災で被災した小学校でのコンサートも開始。これまでに延べ50校、8,000名以上の小学生がコンサートに参加しています。
ビオトープの整備(日本)
愛知県が推進する「生態系ネットワーク構築事業」と連携し、大府市内に保有していた遊休地にビオトープ(生きものが生息する空間)を整備しました。このビオトープを地域に開放することで、皆さまが生きものとふれあい、自然に親しむ場を創出しています。
車椅子の寄贈(中国)
カーエアコン用コンプレッサーの生産会社YSTでは、従業員の募金により集まったお金で車椅子を購入し、国際障がい者デーに合わせて地元の福祉施設へ寄贈しています。2014年で3回目となるこの活動は地元でも高く評価され、テレビや新聞でも報道されました。
植林活動(インドネシア)
カーエアコン用コンプレッサーの生産会社TACIでは、環境保全のための植林活動を毎年行っています。2014年は、インドネシアの独立記念日である8月17日に標高2,665メートルのパパンダヤン山で植林活動を実施し、同社の従業員50人が参加しました。
生活困窮者の支援(イギリス)
産業車両の販売会社TMHUKは2015年3月、イギリス国内のトヨタグループ各社とともに、イギリスの慈善団体が主催するチャリティイベントに協力し、募金活動を行いました。「楽しんでお金を集めよう!」の合言葉のもと行われた活動の様子がテレビ放送されました。
ハイウェイの清掃(アメリカ)
カーエアコン用コンプレッサーの生産会社MACIは、市民と行政が協同で進める街の美化活動の一貫として、ハイウェイの清掃を2014年4月と9月に行いました。蛍光色の安全ベストを着用し、約20人の参加者が2時間にわたり道路の美化活動に励みました。