調達方針

繊維機械、自動車・エンジン・コンプレッサーなどの自動車関連分野、産業車両をはじめとする物流機器・システム、さらにこれらを支えるエレクトロニクス分野、および鋳造分野にまで、幅広く事業を展開しており、広範囲にわたる部品・材料・設備を、世界中のサプライヤーから調達しています。公正・公平な取引を基本に、安くてよいものをタイムリーに調達するとともに、サプライヤーとの協力により環境保全などの社会要請に対応し、長期的な視野にたった共存・共栄の実現をめざしています。

調達基本方針

オ-プンドアポリシーに基づく公正・公平な取引

取引を希望するすべてのサプライヤーに対して、国籍・企業規模・取引実績の有無を問わず、オープンでかつ公正・公平な参入機会を提供しています。サプライヤーの決定にあたっては、品質・価格・数量・納期の経済合理性に加え、安全・環境対応・経営の安定性・技術開発力・コンプライアンスへの対応を総合的に判断しています。

相互信頼に基づく共存・共栄

サプライヤーとの相互信頼に基づいた共存・共栄の実現に取り組みます。調達活動を通してサプライヤーとのコミュニケーションを促進します。

「グリーン調達」の推進による環境負荷の低減

環境にやさしい商品・サービス提供のため、環境に配慮したサプライヤーから環境負荷の少ない部品・材料・設備などを調達します。

良き企業市民を目指した現地化の推進

海外での現地生産にあたっては、地元の企業として地域社会に貢献できるよう、現地のサプライヤーからの調達を推進します。

法の遵守

社会規範、法令およびその精神を遵守するとともに、相互の機密情報の取り扱いに十分注意を払います。

責任ある鉱物調達への対応方針

私たち(株式会社豊田自動織機およびその子会社)は、「人権・環境等の社会問題を 引き起こす原因となりうる原材料の使用」による地域社会への影響を考慮した調達活動を推進しています。コンゴ周辺諸国産の紛争鉱物問題は、サプライチェーンにおける重大な社会問題の一つと認識しています。私たちは、コンゴ周辺諸国産の人権侵害等の不正とかかわる紛争鉱物を原材料として使用しないコンフリクトフリーをめざします。また私たちは、コバルト等の調達における児童労働等の人権侵害についても、重大な社会問題の一つと認識しており、人権侵害が疑われる鉱物が含まれない調達活動をめざします。そのために、紛争鉱物等の使用状況について、グローバルにサプライチェーンを遡って調査を実施し、人権問題等の社会問題を引き起こす、あるいは、武装勢力の資金源になっている懸念のある場合には、使用回避に向け取り組みを実施します。取引先には、相互信頼に基づく共存共栄の理念のもと、私たちの考えを理解いただくとともに、責任ある資源・原材料の調達活動に取り組んでいただくよう要請していきます。