新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova(リノバ)」を発売

―自動運転タイプフォークリフト「Rinova AGF」とシンプル在庫管理システム「KEY SO-CO」も同時発売し、あらゆるお客さまに寄り添う物流ソリューションを提案―

ニュースリリース 製品・技術

株式会社豊田自動織機(社長:大西 朗)・トヨタL&Fカンパニーは、新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova(リノバ)」および自動運転タイプフォークリフト「Rinova AGF(リノバエージーエフ)」と、シンプル在庫管理システム「KEY SO-CO(キーソーコ)」を2017年12月14日より全国40社のトヨタL&F取扱店を通じて発売します。

近年、eコマース市場の拡大に伴う大型物流倉庫の新設や、労働者不足といった環境変化を背景に、物流現場の効率化、自動化を実現するソリューションの需要は一層高まっています。このようなニーズに対応するために、倉庫内をメインにご使用いただいている2機種のフォークリフトをモデルチェンジするとともに、在庫管理システムを新たに発売いたします。

「Rinova」は、リーチタイプ電動フォークリフト(R)で物流現場を革新(innovation)していくという想いを込めて、モデル名を一新しました。「より長く、より安心に」をコンセプトに、稼動時間の延長や、旋回速度制御をはじめとした安全機能の充実など、商品力の大幅な向上を図りました。また、本商品は、ランニングコストやメンテナンスコストを低減できるリチウムイオンバッテリータイプをオプション設定いたしました。さらに、IoTを活用した稼動管理システム「TOYOTA T_Site※1」もオプション設定し、フォークリフト作業の安全管理をサポートするとともに、これらのデータを活用することにより、お客さまの物流オペレーション改善に寄与いたします。

自動運転タイプフォークリフト「Rinova AGF」は、安全性・使いやすさ・基本性能で大幅な商品改良をいたしました。物流現場の作業状況や目的にあわせて、有人・無人運転の切替えが可能で、近年の自動化ニーズに応える商品としました。

シンプル在庫管理システム「KEY SO-CO」は、入荷から出庫までの在庫管理作業の効率化、品質向上を図るシステムです。在庫管理システムを初めて使うお客さまでも安心してお使いいただけるよう、初期設定・操作も容易で、必要機能を備えながらも導入しやすい価格に設定しています。

このたび発売いたします2機種のフォークリフトおよび在庫管理システム、そして、本年9月に発売いたしました「Rinova Rack stocker(リノバラックストッカー)」「Rinova All way(リノバオールウェイ)」など、トヨタL&Fはお客さまニーズに貢献する商品ラインアップを拡充し、あらゆるお客さまに寄り添う物流ソリューションをご提案いたします。

新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova」、自動運転タイプフォークリフト「Rinova AGF」およびシンプル在庫管理システム「KEY SO-CO」の主な特長、価格は以下のとおりです。

1. Rinova

1)主な特長

(1) 稼動時間延長※2
・1.5トン系機種で10%稼動時間を向上 (2.5トン系機種で11%、3.0トン系機種で27%)

(2) バッテリーの長寿命化に貢献
・車載充電器に当社独自開発のスマート充電機能を搭載し、バッテリー状態に応じた充電量を制御
・バッテリー保護機能でバッテリーのダメージ防止に寄与

(3) 安心・安全
・揚高・荷重センシング旋回速度制御を新規搭載
・ピラー後方配置が優れた視野の確保と作業者の体はみ出し抑制に寄与

2)主な機種のメーカー希望小売価格 (標準仕様)

積載トン数型式希望小売価格(千円/税抜き価格)
◎1.5 8FBR15 2,869
2.5 8FBR25 3,747
3.0 8FBR30 5,079

(◎印:掲載写真)

新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova(リノバ)」の写真
新型リーチタイプ電動フォークリフト「Rinova(リノバ)」

2. Rinova AGF

1)主な特長

(1) 有人・無人切替えへの対応
(2) 走行・荷役モータAC化による稼動時間50%向上
(3) 前進速度、荷役速度等の改良によるサイクルタイム15%短縮

2)主な機種のメーカー希望小売価格 (標準仕様)

積載トン数型式希望小売価格(千円/税抜き価格)
3.0 8AFBR30 オープン価格

3. KEY SO-CO

1)主な特長

(1) 充実機能で低価格なパッケージソフト
(2) 簡単導入・簡単操作
(3) 倉庫内の管理・作業がシステムでつながる

2)主な機種のメーカー希望小売価格 (標準仕様)

購入方法希望小売価格(千円/税抜き価格)
ソフトウェアのみ 980
ハードウェア込み※3 1,840

※1. 2016年3月29日より販売開始のフォークリフト向けテレマティクスサービス (稼動管理システム)
※2. 作業サイクルパターントヨタ30m作業サイクルによる測定数値(お客さまの稼動状況・使われ方により異なります)
※3. ソフトウェア、ソフトウェア保守(1年)、メイン機、ディスプレイ、UPS、プリンタ、ハンディ端末、アクセスポイント、初期設定作業を含む

以上

☆☆☆「トヨタL&F」関連情報は、下記のサイトをご参照ください☆☆☆

http://www.toyota-lf.com/