2016年 社長年頭あいさつ(要旨)

ニュースリリース 経営

あけましておめでとうございます。まずは、新年のスタートにあたり、日頃より私たちの商品をご愛顧いただいているお客さま、私たちの会社を支えてくださっている関係会社、仕入先、地域社会の方々への感謝の気持ちを新たにしたいと思います。本年は当社の創立90周年にあたります。先輩たちがご苦労とご努力を積み重ねてきた歴史の重みを共有し、次の世代につなげていきたいと思います。年頭あいさつとして、新たな成長をめざすため、皆さまに以下3点をお伝えします。

1. 危機への備えを怠らない

現在の世界経済を見ると、各国の景気が敏感に反応し合う状況で、世界のどこかで起きた変化が、すぐに世界中に波及してしまう構図になっており、小規模ながらもリーマンショックのような経済危機がいつやってきてもおかしくないと思います。私たちはそれを承知で前進するしかありません。そのためには、景気や業績に関わらず、普段からスリムな構えを維持して備える必要があります。今の好業績が、先輩たちからの恩恵を受けているように、私たちは、次の世代のため、未来に渡る企業の持続的な成長のために、今備えをすべきです。

2. 安全・健康・品質・コンプライアンスを徹底する

安全・健康・品質・コンプライアンスは、私たちの会社を支える基盤の中で最も大切なものであることを、改めて強調・共有したいと思います。安全・健康に関わる取り組みは、全てに優先させていきます。加えて、昨今、品質・コンプライアンス問題が企業に及ぼす影響がますます大きくなっていることをしっかり認識したいと思います。その上で、真摯に品質のつくり込みとコンプライアンス遵守に取り組んでいきましょう。

3. 調和の取れた成長をめざす

将来への備えや会社を支える基盤づくりに加えて、成長することが企業にはとても大事なことです。そしてこの成長は、お客さまをはじめ、株主、社員や家族、関係会社、仕入先・取引先、地域社会の方々など、当社を取り巻く多くの皆さまのためにあるのだと思います。オーケストラの調和の取れたハーモニーのような成長が必要ではないでしょうか。そのためにも、コスト削減や体質強化ももちろん大事ですが、同時にイノベーションの創造にも取り組む必要があります。常に先を見て、お客さまが感動することを考えてほしいと思います。当社の特徴は、いろいろな事業を行っていることです。お互いを認め尊重し高めあうとともに、事業領域の重なる部分や事業部間のシナジーに着眼し、イノベーションの創出をめざしてください。

今年も、共に明るく、楽しく、前向きに、一歩一歩、歩んでいきましょう。

以上