豊田自動織機 安田 将貴選手 第43回技能五輪国際大会「構造物鉄工」職種で銅メダル

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8月11日~16日、ブラジル・サンパウロ市で開催された第43回技能五輪国際大会「構造物鉄工」職種で、株式会社豊田自動織機(社長:大西 朗)の安田 将貴(やすだ しょうき)選手が銅メダルを獲得しました。
安田選手は当社から初めて「構造物鉄工」職種で参加し、日本代表として世界の頂点を目指して今大会に挑戦しました。

技能五輪国際大会は22歳以下の若い技能者を対象に2年に一度開催されます。今回は全50職種に約60ヵ国・地域から約1,200名の選手が出場し、腕を競い合いました。
このうち、「構造物鉄工」職種には11ヵ国・地域が参加し、安田選手は韓国やブラジルなど強豪国の溶接技能者らと4日間、延べ22時間を戦い抜きました。

当社では高度技能の伝承をねらいに、2000年から技能五輪に挑戦してまいりました。特に構造物鉄工職種に盛り込まれている溶接系技能は、当社におけるフォークリフト生産の要として力をいれております。今後も溶接系技能の更なる向上に取り組み、高品質のフォークリフトを世界中のお客様に提供してまいります。

【「構造物鉄工」競技について】

設計図に基づいていろいろな種類の鋼材を使用し、様々な加工を施して一つの構造物をつくる競技です。図面を読み取り、支給された材料に部品の形状を書き込み、切断・穴あけ・曲げ・組み立て・溶接等の一連の作業を行います。
寸法精度、出来映え、組み立て調節、作業時間などが採点のポイントとなり、一つひとつが手作業のため、時間配分に沿って確実に作業する正確性が求められます。

【安田 将貴(やすだ しょうき)選手プロフィール】

生年月日 1994年7月4日(21歳)
出身地 熊本県
出身校 熊本県立玉名工業高校
入社 2013年4月入社
豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニー製造部所属
成績 第52回技能五輪全国大会「構造物鉄工」職種 銀メダル
第43回技能五輪国際大会「構造物鉄工」職種 銅メダル

【安田選手のコメント】

国内大会とはまったく異なる作業環境・条件だったため、精神的に追い込まれ、失敗もしてしまいましたが、苦しい状況だったからこそ諦めずにやり遂げることの大切さを実感することができました。世界大会に挑むチャンスを与えてくださった関係者の皆さま、応援してくださった従業員の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。構造物鉄工職種では当社初めての世界大会出場でしたが、今後は後輩たちが世界の舞台で活躍できるよう、この経験を余すところなく伝えていきたいと思います。

安田 将貴選手の競技風景

以上