カーエアコン用コンプレッサー国内累計生産台数3億台を突破

ニュースリリース 製品・技術

株式会社豊田自動織機(社長:大西朗 以下、豊田自動織機)は、1月16日にカーエアコンの心臓部であるコンプレッサーの国内累計生産台数3億台を突破しました。1960年1月、刈谷工場でカーエアコン用コンプレッサー初号機を生産してから55年目の達成です。
2月6日には、当社刈谷工場にて記念式典を実施し、豊田自動織機 専務取締役の鈴木雅晴をはじめ、関係者が出席しました。

現在、豊田自動織機では、車内外の温度やエンジンの状況により冷房能力を適正に制御し省燃費効果の高い可変容量型をはじめ、小型軽量で耐久性に優れた固定容量型やハイブリッド車・電気自動車用の電動コンプレッサーまで幅広く生産しており、世界シェア40%超を誇ります。
2014年度は主力機種の斜板式外部可変コンプレッサーを中心に生産を拡大しており、グローバルでの生産台数は過去最高の3,000万台を計画しています。

今後も、豊田自動織機は軽自動車から大型車、エンジン車からハイブリッド車・電気自動車に至るまで、多様なお客様ニーズに合わせ、更なる省燃費、静粛性向上、小型軽量化に取り組み、世界中のお客様に満足いただける製品を提供してまいります。
また、これまで蓄積してきた圧縮技術や制御技術などをベースに、燃料電池自動車用の酸素供給エアーコンプレッサー、水素循環ポンプを開発するなど、時流に先んじた開発に積極的に取り組んでいきます。
当社調べ(2013年度)

<豊田自動織機 カーエアコン用コンプレッサー事業 主な沿革>

1960年 3気筒クランク式固定容量コンプレッサーの生産開始
1977年 クライスラー・フォードにライセンス供与
(日本自動車部品工業会における供与第一号)
1981年 世界初の10気筒斜板式固定容量コンプレッサーの生産開始
1995年 世界初の片側斜板式連続可変容量コンプレッサーの生産開始
1997年 国内累計生産1億台達成
2003年 ハイブリッド車用電動コンプレッサーの生産開始
2006年 国内累計生産2億台達成
2015年 国内累計生産3億台達成

<コンプレッサー事業部長 鈴木雅晴専務取締役コメント(要旨)>

これまでお客様のニーズに合った製品を開発し、日本でものづくりを続けてきたことが3億台達成につながった。今後も国内で高性能・高品質・先進的なものづくりに取り組み、磨き上げた生産技術・技能を海外に展開していく。さらには、常にイノベ-ションを起こしてきた伝統を大切にし、新しい時代を創造する新製品を生み出し世の中に貢献していきたい。
今日を迎えられたことを、お客様をはじめ、コンプレッサーの開発・生産に携わったお取引先様、従業員、諸先輩方に感謝申し上げる。

以上