トヨタL&Fが1.5～8.0トン積エンジンフォークリフト 新型「ジェネオ（GENEO）」を発売

株式会社豊田自動織機（社長：大西 朗）・トヨタL&Fカンパニーは、新型クリーンエンジンを搭載した1.5～8.0トン積エンジンフォークリフト「ジェネオ（GENEO）」を7月15日（火）より、全国40社のトヨタL&F取扱店を通じて発売します。

物流コスト低減ニーズや世界的な環境意識の高まりを背景に、エンジンフォークリフトにおいては、燃費の低減および地球温暖化ガスの排出低減、また先進国を中心に年々強化されているフォークリフト等産業車両に対する排出ガス規制への適合など、お客様の要求仕様は高度化しております。

このような状況のなか、今回発売する新型ジェネオは、環境負荷の低減、作業者の安全確保や操作性の向上など、お客様のニーズにお応えするため、より高いレベルのフォークリフト性能・機能を追求したモデルです。

環境面においては、新開発の電子制御クリーンエンジンおよびロードセンシング式パワーステアリング^※1、高効率トルクコンバーターを組み合わせることにより、世界トップクラスの低燃費・低排出ガスを実現しました。また、さらなる燃費低減に貢献するアイテム「エコモード」、「オートエンジンストップ」もオプションの機能として選択可能です。なお、ディーゼル車にはDPF^※2レスで最新の排出ガス規制^※3に適合した新型エンジンを採用し、DPF付きの場合に必要なフィルターの清掃や交換など後処理のメンテナンスフリー化を実現しています。

安全面においては、作業中の安全と作業効率の向上に貢献する当社独自のシステム「SAS^※4」のほか、最高速制限機能も新型ジェネオ全車に標準搭載しました。また、3.5トン以上の機種ではマストレイアウトの見直しを行い、広い前方視野を確保しています。

使いやすさの面では、人間工学に基づく設計により、広い足元スペース、低いステップ、小径ハンドルの採用など、オペレーターが使いやすく、疲れにくい作業環境を実現しています。また、6.0～8.0トン積については、ボディー設計を大幅に見直し、従来車に対し、よりコンパクトな車体にすることで、小回り性などの操作性を高めています。

これからもトヨタL&Fは、豊富な商品ラインアップと業界最大の販売・サービスネットワークで、お客様に最適な物流環境の構築をサポートしてまいります。

新型ジェネオの主な特長、機種、価格は以下のとおりです。

※1：パワーステアリングにロードセンシング式油圧システムを採用。リアアクスルへの負荷に応じてパワーステアリングへの流量を調整して供給することで、エネルギーロスを低減。
※2：ディーゼル微粒子捕集フィルター（Diesel particulate filter）
※3：国内特定特殊自動車排出ガス規制2014年基準（エンジン出力37kW以上56Kw未満）
※4：ハンドル角、揚高など様々な情報を検知し、制御することで、旋回時や荷役時などに優れた安定性を発揮するシステム。

主な特長

環境への配慮と効率

1. 電子制御クリーンエンジンおよびロードセンシング式パワーステアリング、高効率トルクコンバーターの組み合わせにより、世界トップクラスの低燃費・低排出ガスを実現。
2. ディーゼル車は、DPFを用いることなく最新の国内特定特殊自動車排出ガス規制^※5に適合した新型エンジンを搭載。DPFレスにより、一定期間ごとのフィルター清掃や交換は不要。
3. 1.5～コンパクト3.5トン積ディーゼル車は、燃費^※6を従来車から最大25%低減。
4. 3.5～8.0トン積ディーゼル車は、燃費^※6を従来車から最大30%低減。
5. 3.5～5.0トン積LPG/ガソリン車に新型エンジンを搭載。
   電子制御燃料噴射や燃焼室形状の最適化などにより最適燃焼を達成。（ダウンサイジング）
6. 3.5～5.0トン積LPG/ガソリン車は、燃費^※6を従来車から最大20%低減。

※5：国内特定特殊自動車排出ガス規制2014年基準（エンジン出力37kW以上56Kw未満）
※6：燃料消費量（リットル/h）、VDI60秒測定（お客様の稼働状況により異なります。）

主な機種のメーカー希望小売価格（標準仕様 ディーゼル車）

（◎印：画面上部掲載写真）

エンジンフォークリフト「ジェネオ（GENEO）」の詳細は下記のサイトをご参照ください
http://www.toyota-lf.com/instruction/geneo/

以上