株式会社豊田自動織機 2014年度入社式を挙行

ニュースリリース 経営

株式会社豊田自動織機は、4月1日(火)午前10時30分から、当社 高浜工場 多目的ホール(愛知県高浜市)にて2014年度入社式を行いました。
入社式には新入社員245名と、社長の大西 朗をはじめ、役員、労働組合代表など関係者が出席しました。入社式での社長あいさつの要旨は以下のとおりです。

【社長あいさつの要旨】

人も企業も変わっていくことが必要・必然であり、自然の流れです。それには新しい人が必要であり、それが皆さんです。そして、皆さんには、会社の成長を通し、自身の幸せを実現してほしいと思います。そのスタートラインに立ったことに対しお祝いを述べると共に、3つのことをお話します。

1. チームの一員としての基本を身につける

社会のルール、マナー、コンプライアンスは、チームの一員として全員が遵守するもので、会社を支える基盤です。大切なのは、電車の中で高齢者や体の不自由な方に席を譲るような気持や行動です。
また、安全を中心に、仕事の基本をしっかりと身につけてください。それぞれの職場には標準作業、安全基本動作があります。最初は形から入って覚えてもよいですが、慣れてきたら、なぜそうなのかと考え、理解し、実行するようにしてください。

2. 皆さんに期待すること

皆さんには、豊田自動織機に入社してよかったと思うようになってほしいと思います。そのためには、受け入れる側の私たちと皆さんの双方の気持ちと努力が必要です。会社としても、皆さんがやりがいを持って働けるよう努力をします。一方で皆さんは、甘えることなく社会人としての自覚を持つとともに、既存の枠組みにとらわれず、自分自身の目でものごとを把握し、率先して新しいことにチャレンジするようにしてください。
そのうえで特に皆さんにお願いしたいのは、「お客さま視点」を持つことです。私たちの企業行動の基本は、モノをつくり、お客さまにお届けをし、喜んでいただき、会社を持続的に成長させることです。会社の中には本社や管理部門のように、お客さまと直接の接点がない部門もありますが、全ての仕事はお客さまとつながっています。皆さんがどの部署に配属されても、自分もお客さまとつながっているという視点を強く持つようにしてください。

3. 自分の経験を振り返ってのアドバイス

自分の新入社員当時を振り返ると、期待よりも不安の方が大きかったと思います。その後、いくつかの経験を重ね、素直な気持ちで前向きに仕事にあたることの大切さを学びました。また、当社には、創業以来の家庭的な温かさがあります。皆さんも肌で感じ、それを守り、育ててほしいと思います。
最後に、「一隅を照らす」ことの大切さをお話します。これは、一人ひとりがそれぞれの役割を果たす、ということです。例えば、この入社式は、会場の準備、設営、後片付けをしてくれる部署の人たちがいなければ成り立ちません。こういった縁の下の力持ちのような人たちに思いをいたし、皆さんも、それぞれの持ち場で輝いていただき、会社を成長させ、自身の幸せを実現してください。

以上