生物多様性についての取り組み

取り組みの考え方

現在、世界各国では森林破壊が進み、多様な生き物の生息域が分断されています。人と自然が共生するためには、各地域の自然を守っていくことが必要です。
そこで当社は「2050年めざす姿」の中で「生物多様性にプラスの影響をもたらす」を掲げ、自然環境への影響を常に認識しながら、さまざまな事業活動を進めています。また、生物多様性への影響の低減や、生物多様性の保全活動に地域社会と連携して取り組むことなどを明確化した生物多様性方針を定め、活動を推進しています。

知多半島生態系ネットワークとの連携

当社は、生物多様性保全の取り組みの一つとして、愛知県が推進する、県全域での生態系ネットワーク形成事業と連携しています。
2011年度から「知多半島生態系ネットワーク協議会」に加入し、行政、企業、NPO、専門機関、学生など多様な団体と協力しながら、地域の自然環境とのつながりを考慮した緑地整備を推進しています。
これまで、同協議会と連携し、愛知県大府市内に「大府駅東ビオトープ(2012年)」、愛知県東浦町の東浦工場内に「アニマルパス(2018年)」を整備しました。今後も、さまざまな団体と協力しながら生態系ネットワーク形成に貢献する取り組みを進めていきます。

トヨタグリーンウェーブプロジェクトとの連携

当社は、生物多様性の保全活動にトヨタグループ各社と連携して取り組む「トヨタグリーンウェーブプロジェクト」へ参画しています。この活動は、工場内の森づくりや生物の生息域保全などの活動の輪を、グループ各社だけでなく、地域や行政などにも広げていくものです。
これまで、オールトヨタ統一イベントの藤前干潟クリーン大作戦への参加、各社の取り組みをまとめた冊子の発行、定量評価手法の開発に向けた勉強会などを実施しました。今後は、この取り組みを豊田自動織機グループにも拡大し、活動の輪を広げていきます。

活動事例

大府駅東ビオトープ

『人と自然、地域をつなぐビオトープ』
2012年、知多半島生態系ネットワーク協議会と連携し、愛知県大府市内の当社遊休地にビオトープを整備しました。
「地域の自然の見本園」をコンセプトに、周辺の緑地や水辺とのつながりを生み出し、さまざまな生き物を呼びよせることのできる環境を創出しています。
これまで、地域の方々との整備活動、地域の子供会を招いた自然観察会、大学生と連携した生物調査などを実施しています。今後も、地域の生態系保全に貢献できるようなビオトープに育てていきたいと考えています。

「大府駅東ビオトープ」の詳細はこちら 新しいウインドウで PDF を開きます PDF[1.1 MB/1ページ]

東浦工場 アニマルパス

『ごんぎつねを守れ!~アニマルパス整備による生息域の拡大~』
2018年、知多半島生態系ネットワーク協議会と連携し、愛知県東浦町の東浦工場内にアニマルパスを整備しました。
同工場周辺では、近年キツネの生息が確認されるようになりましたが、十分な生息環境が確保できていないため、周辺道路でのキツネの交通事故死が発生していました。そこで、工場敷地内にキツネが安心して行き来できるような環境(アニマルパス)の整備に取り組みました。整備してから約半年後、初めて「アニマルパス」を利用するキツネの撮影に成功し、以来、キツネの他にタヌキやノウサギなどさまざまな小動物が「アニマルパス」を通って近隣の樹林を行き来する姿を確認できています。
今後も、設置したカメラで生息状況を確認しながら、環境の改善に寄与する整備を進めていきます。

「アニマルパス」の詳細はこちら新しいウインドウで PDF を開きます PDF[4.5 MB/1ページ]